×真夏の[変態]恋伝奇×
だけど寺島はそんな俺たちを気にもせず、一人ベラベラとしゃべり続ける。
「俺たちもさ、いい加減高校生だぜ。華のDKにカノジョいないなんて寂しすぎんだろー」
「まあ、そうだけどよ。そんな急に出来るもんじゃねーぞ。第一、そんな対象の女もいないし」
田舎は人口も少ない。
小、中、高とずっと一緒に過ごしてきたクラスメイト(女子6名)を、今更そんな対象には見れない。
「ばっか。あいつらはダチに決まってんだろ。だからこう、運命の出会い的なやつだよ」
「ほぉ。」
「たまたま田舎の婆ちゃんんちに帰って来た美少女が、俺と運命の出会いをし恋に落ちる。そして二人は真夏に燃えるような恋をし、永遠の愛を誓い、お互いのカラダを愛しあうのさ。そして」
「…案外少女漫画ちっくだな、お前」
岡部も苦笑い。