×真夏の[変態]恋伝奇×
『じゃあ、公園で待ち合わせでもいいかな』
オッケーオッケー。
昆野くんのためなら宇宙の果てだってオッケーオッケー。
『うん、わかった』
よし、今度はちゃんとハートをつけた。
しかもダブル。二個付け。
あ、ここ大事。
「てか昆野くんと街歩けるなんて、あたし幸せすぎじゃーん!」
明日はどこに行くんだろ。
やっぱ定番の映画?
ショッピング?
あ、カラオケでもいいなあ。
昆野くんの美声を至近距離で…。
うっわ、蒸発しちゃいそう。
何にしたって、昆野くんからのお誘いというのが嬉しかった。
よーし
明日は気合い入れてメイクしようっと。
あたしはニヤニヤしながらまたタンスをあさり始めた。
なんだか今日も、興奮して眠れなさそうだ。