×真夏の[変態]恋伝奇×
制服のブラウスを脱ぎ捨てた。
スカートのファスナーをおろす。
和也は同じ部屋にいるけれど、別に気にしない。
だって彼は、自分の身体に夢中だ
今だってほら、鏡の中しか見ていない。
下着の上に、タンクトップとショーパンを身につけた。
それからドレッサーの前に座って、髪をとかす。
がっつりメイクする気分でもないから、眉毛だけ丁寧にかいていこう。
「…和也は、彼女とか欲しくないの」
いつの間にかベッドに横たわり、仰向けになってこちらを見つめる和也に尋ねてみた。