明日天気になぁれ
女でいっぱいの隣の席を、
微妙に空いてた隙間から覗き見る。
なんか~
すっごいナルシみたい。
腕組んじゃってさ~
あんま口開かないしさ~
せっかく女の子に騒がれてるのにさ~
ほんとモテない人からしたら、
羨ましいったらありゃしない。
などと妄想しまくってた瞬間、
……
……・・
秋山くん、…逃亡。
勢いよく教室のドアを開け、
どこかに去っていく後ろ姿。
たくさんの数の女の子の口が、
ぽっかーんと開きっぱなしだった。
確かに
こんなに女の子が居たら疲れるかも。