天神学園高等部の奇怪な面々Ⅵ
「ろぉみぬぅおおぉおぉぉぉぉ…」

窮奇ジュリエットに呼ばれ、遥ロミオはビクゥッッ!となる。

ゆっくり肩越しに振り向くと。

「うへへへへぇぇえ…」

ねっとりと舌なめずりしながら、粘着質な眼で遥ロミオを凝視する窮奇ジュリエット。

「やっと…二人きりになれたね、ロミオ」

(いやぁああぁあああぁっ!)

ガチで拒絶反応が起こり、鳥肌が立つ遥ロミオ。

あ、今ちょっとチビったかもしれない。

「もう邪魔する者は誰もいないね。我と一緒に…」

ギワァッと。

窮奇ジュリエットの口端が上がった。

「思う存分愛の営みを繰り広げるとしよう」

(俺汚されるぅうぅぅうぅうぅっ!)

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