天神学園高等部の奇怪な面々Ⅵ
「察するに…」
生徒会長の白魚のような指が、遥を指差す。
「台詞を忘れるほどテンパって狼狽したり」
次に窮奇を指差す。
「淫靡で卑猥で不埒な台詞を公衆の面前でつらつらと語ったり」
更に龍娘を指差す。
「青少年をたぶらかすような誘惑の言動をしたり」
最後に美葉を指差す。
「あまつさえセットを崩壊させるという大スペクタクルが盛り込まれていたからだと分析しているのですが」
コロコロ笑う生徒会長。
思うにこの人は、この時が一番魅力的で怖かった。
生徒会長の白魚のような指が、遥を指差す。
「台詞を忘れるほどテンパって狼狽したり」
次に窮奇を指差す。
「淫靡で卑猥で不埒な台詞を公衆の面前でつらつらと語ったり」
更に龍娘を指差す。
「青少年をたぶらかすような誘惑の言動をしたり」
最後に美葉を指差す。
「あまつさえセットを崩壊させるという大スペクタクルが盛り込まれていたからだと分析しているのですが」
コロコロ笑う生徒会長。
思うにこの人は、この時が一番魅力的で怖かった。