天神学園高等部の奇怪な面々Ⅵ
まぁ当然の如く『今度やったらジェノサイド』的なお咎めを受けて、主犯格の四人は解放される。
生徒達の間では、『これで演劇部は天神学園の歴史から闇に葬られる』だの『今回の演目は天神学園の黒歴史』だの語られているらしいが、まぁとりあえずそれは置いておく。
そんな中。
(あーあ…叱られちゃったよ)
当人は自覚はないものの、天神学園の悪の魔の手から救った救世主、黒部 美葉は口を尖らせて歩いていた。
(だって仕方ないじゃん、私は自分のクラスの出し物に行きたいだけなのに、気がついたらステージの上だったんだもんっ…そしたら窮奇先輩は埋まってるし、皇帝はステージの隅っこで魂の抜け殻みたくなってるし、龍娘先生は何か凄く可愛くなってモジモジしてるし…)
生徒達の間では、『これで演劇部は天神学園の歴史から闇に葬られる』だの『今回の演目は天神学園の黒歴史』だの語られているらしいが、まぁとりあえずそれは置いておく。
そんな中。
(あーあ…叱られちゃったよ)
当人は自覚はないものの、天神学園の悪の魔の手から救った救世主、黒部 美葉は口を尖らせて歩いていた。
(だって仕方ないじゃん、私は自分のクラスの出し物に行きたいだけなのに、気がついたらステージの上だったんだもんっ…そしたら窮奇先輩は埋まってるし、皇帝はステージの隅っこで魂の抜け殻みたくなってるし、龍娘先生は何か凄く可愛くなってモジモジしてるし…)