天神学園高等部の奇怪な面々Ⅵ
嘗めるな、鼓姫は天才であるぞ!
そろそろ太陽が傾き始めるというのに、文化祭の客足は途切れる事がない。

おんこの遊園地はライトアップして深夜まで営業予定だし、フードコーナーも夜食分まで準備が必要かという勢いだ。

体育館では一般客まで参加してのカラオケ大会が始まっている。

その他の出し物も大盛況。

現段階でも文化祭は大成功といって問題ない。

しかし、まだ大きな出し物が残っている。

とある教室。

「芽々、準備は出来ているか?そろそろ開催するぞ」

「はい、万全です鼓姫博士」

神凪 芽々の返答を聞いて、鼓姫は満足そうに微笑んだ。

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