天神学園高等部の奇怪な面々Ⅵ
「ところで…」

おんこが教室に並べられた椅子…その前列辺りを見る。

…前列と後列を遮るように、硝子張りにされていた。

「何だろうねっ、このガラス…何の為に仕切られているのかなっ?」

「うーん…」

ガラスに近づいて、軽くコンコンと叩いてみるラビ。

「もしかして、防弾ガラスだったり?」

「まさかっ」

おんこが笑う。

「防弾ガラスだったとして、何の為にさっ?」

「いや…それはわからないけれど…」

首を傾げるラビ。

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