天神学園高等部の奇怪な面々Ⅵ
彼女が運んできたのは。
「猫っ?」
おんこが目を丸くする。
芽々の腕の中に抱かれているのは白い猫。
まだ仔猫らしく、機嫌よさそうに尻尾を振って鳴く姿が愛らしい。
しかし、このオークションは発明品を販売するのでは?
「聞いて驚け!何とこの猫は、わしが開発した高性能AIを搭載したペットロボットなのだ!」
鼓姫の言葉に、会場からどよめきの声が上がる。
見た目も鳴き声も抱き締めた時の感触も温もりも、全て本物と寸分違わず。
なのに糞もせず、ずっと愛らしい仔猫のままで成長しない。
餌は水のみでOK、病気にもならないし、予防接種も不必要、ロボットだがメンテナンスもほぼ不必要で、躾も完璧なので壁を引っ掻いたりする事もない。
毛が生え変わったりもしないので、猫アレルギーの人間でも飼える。
「猫っ?」
おんこが目を丸くする。
芽々の腕の中に抱かれているのは白い猫。
まだ仔猫らしく、機嫌よさそうに尻尾を振って鳴く姿が愛らしい。
しかし、このオークションは発明品を販売するのでは?
「聞いて驚け!何とこの猫は、わしが開発した高性能AIを搭載したペットロボットなのだ!」
鼓姫の言葉に、会場からどよめきの声が上がる。
見た目も鳴き声も抱き締めた時の感触も温もりも、全て本物と寸分違わず。
なのに糞もせず、ずっと愛らしい仔猫のままで成長しない。
餌は水のみでOK、病気にもならないし、予防接種も不必要、ロボットだがメンテナンスもほぼ不必要で、躾も完璧なので壁を引っ掻いたりする事もない。
毛が生え変わったりもしないので、猫アレルギーの人間でも飼える。