天神学園高等部の奇怪な面々Ⅵ
どんだけ金持ってんのこの人達。

おんことラビを置いてけぼりにして、金額はどんどん上がっていく。

最終的には白髪の壮年の紳士が。

「二億!」

とうとうやっちゃったよこの人。

それ以上の額を提示する者はいなくなった。

と、ここで。

「二億、二億です。他におられませんか?」

芽々が会場を見渡す。

「では高性能AI搭載ロボット猫は、二億で落札と致します」

芽々に仔猫を渡され、満足そうな紳士。

「ふむ」

鼓姫がコクコクと頷く。

「まぁ最初としてはこの程度のものか…安く提供できてよかった」

「「この子メチャクチャだぁあぁあぁあ!」」

< 170 / 190 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop