天神学園高等部の奇怪な面々Ⅵ
芽々が持ってきたのは、一枚のボードだった。

何か書かれている。

『人造美女開発権』

一見すると、何の事かよくわからない。

「つまりだな」

鼓姫が、おっほんとまた偉そうに咳払い。

「わしが落札者の注文通りに、人造美女を開発してやるという権利だ」

その言葉に、オークション参加者達がどよめく。

つまりは神凪 芽々と同じだ。

彼女と同レベルの人造美女を、天才の鼓姫が作ってくれる。

いわば芽々の妹誕生という訳だ。

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