天神学園高等部の奇怪な面々Ⅵ
ここまで来ると、文化祭なのか只の乱痴気騒ぎなのか分からなくなってくる。

突然どこかで乾杯の声が上がった。

それを引き金に、あちこちで歓声が上がる。

クラッカーの音、大爆笑の声、三本締めの拍手の音。

なのにそれでお開きかと思ったら、また突然どこかで「かんぱぁあぁいっ!」と声がする。

もう無限ループ。

終わる気配などこれっぽっちも感じられない。

< 186 / 190 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop