天神学園高等部の奇怪な面々Ⅵ
教室で、屋上で、体育館で、校庭で、中庭で。

生徒も、教師も、一般客も。

入り混じってのお祭り騒ぎ。

その騒ぎは朝まで終わる事なく続いた。

やがて誰かが疲れて座り込み、その場で寝息を立て始める。

一人、また一人。

まるで吸い込まれるように眠りこける。

夢のような文化祭が終わる事を惜しみ、夢の中でも楽しもうとするかのように。

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