胸は揉んでも大きくならないよ…
「泣くなよ」
「まだ、泣いてないもん」
輝が言った通り、私は泣いてる
違う、今にも泣きそうなのだ
なんとか、踏ん張って瞳に溜めた涙を流さないようにしている状態
だから、足が止まってしまった
「あの女が来た日は、父さんが仕事が休みで家に居たんだよね。っで、考えなしに父さんは、あの女を家にあげちゃったんだよ」
私が足を止めたから、輝も止まり森塚桃子が来た日のことを話した
「俺だって、葵以外の女を部屋に入れたくなかったけど…入って来ちゃったんだよ。俺の拒否を無視してさ」
そして、突然告白されたことを教えてくれた