胸は揉んでも大きくならないよ…

「泣くなよ」

「まだ、泣いてないもん」


輝が言った通り、私は泣いてる
違う、今にも泣きそうなのだ

なんとか、踏ん張って瞳に溜めた涙を流さないようにしている状態

だから、足が止まってしまった


「あの女が来た日は、父さんが仕事が休みで家に居たんだよね。っで、考えなしに父さんは、あの女を家にあげちゃったんだよ」


私が足を止めたから、輝も止まり森塚桃子が来た日のことを話した


「俺だって、葵以外の女を部屋に入れたくなかったけど…入って来ちゃったんだよ。俺の拒否を無視してさ」


そして、突然告白されたことを教えてくれた

< 26 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop