君想い



死んだのに平然に天使にそう聞ける私はおかしいんだろうか。

普通の人だったら、たぶん此処で泣きわめくんだろう。


けど、私は横にいる隼人がいることで安心していた。



『いえ、まだ死んでません。』

天使の言葉に私は又驚いた。


「死んでないって、さっき言っただろ?」


隼人は又悲しそうな顔でそう言った。



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