【完結】悪魔の弾丸


そこで、木陰で天狗を待つことにした。


俊政の提案だ。


だが、何も現れない。


「俊政ぁ?何も出てこないぞぉ?」


語尾をのばし威嚇するベリエルにすっかり怯える俊政。


「仕方ないわね。テントで休みましょう」


ルシフィの提案に二人とも賛成した。


時間も時間だし、皆疲れていた。


寝床につき、夢の中に入った頃。


1人だけ、寝付けが悪い者がいた。


ルシフィだ。
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