えみだま
娯楽と睡魔
「疲れた」
高須の家まで遠かった。
友達の家が学校より時間かかるのはダルい。
「お邪魔しま~す」
「ハロー」
「ハロハロー」
「おはよ~」
しかも真夏の真っ昼間。
1人だけ昼の挨拶じゃなかった気がするけどな。…でもって、その1人はパジャマのままだし。
今日は野口、岩田、高須と遊ぶことになっていた。
1人がパジャマなのは予定外だけどな。
「何する?」
「フィーバー」
俺の質問に、フィーバー岩田はパズルゲームがしたいと言い出した。
「お前以外出来ねぇよ」
「人狩り行こうぜ」
狩人野口は戦国時代の人物や歴史をもとにしたゲームのことを言っている。
「やるかっ」
「クー」
「寝るなーっ」
パジャマ高須は睡魔に敗れた。
「ふぉ?あぁ、悪い」
寝ぼけてる。完全に。
「いや~、みんな元気だな」
「高須、そんな眠いのか?」
俺が問い掛けると、高須は頭から倒れそうな勢いで頷いた。
「7-5だったけど、高須が前衛で、俺ばっか走ってたぞ」
野口達は昨日、テニス部の大会があったらしい。
「それ疲れないんじゃねぇの?」
テニスのことは詳しくないが、話を聞く限り。
「確実に俺の方が走ってる」
会話からして野口と高須が一緒に出たっぽいけど、そんな不公平な体力消耗があったのか。
「一志~、何があったか知らんけど起きんか~」
岩田が膝をついて、高須の方へと起こしにかかった。
隙ありっ。
「よし、俺が先じゃー」
俺はコントローラーを奪取した。
高須の家にあるゲームは2人までしか出来ないゲームが多い。
「あぁっ、瑞紀ずるい」
「油断せず行こう」
「あっ、テニスのゲームやる?」
「俺だけ出来ねぇよ」
ルールすら知らねぇし。
「やってみようよ~」
「コントローラーと選択権は俺が握っているっ」
「選択権は高須だろっ。ってか俺待ってる」
「オーケー」
高須の家でひたすらゲームしていた。
外はまだ明るいが、夏は日の入りが遅い。
時間帯的には小学生が帰る時間ぐらい。
高須の家まで遠かった。
友達の家が学校より時間かかるのはダルい。
「お邪魔しま~す」
「ハロー」
「ハロハロー」
「おはよ~」
しかも真夏の真っ昼間。
1人だけ昼の挨拶じゃなかった気がするけどな。…でもって、その1人はパジャマのままだし。
今日は野口、岩田、高須と遊ぶことになっていた。
1人がパジャマなのは予定外だけどな。
「何する?」
「フィーバー」
俺の質問に、フィーバー岩田はパズルゲームがしたいと言い出した。
「お前以外出来ねぇよ」
「人狩り行こうぜ」
狩人野口は戦国時代の人物や歴史をもとにしたゲームのことを言っている。
「やるかっ」
「クー」
「寝るなーっ」
パジャマ高須は睡魔に敗れた。
「ふぉ?あぁ、悪い」
寝ぼけてる。完全に。
「いや~、みんな元気だな」
「高須、そんな眠いのか?」
俺が問い掛けると、高須は頭から倒れそうな勢いで頷いた。
「7-5だったけど、高須が前衛で、俺ばっか走ってたぞ」
野口達は昨日、テニス部の大会があったらしい。
「それ疲れないんじゃねぇの?」
テニスのことは詳しくないが、話を聞く限り。
「確実に俺の方が走ってる」
会話からして野口と高須が一緒に出たっぽいけど、そんな不公平な体力消耗があったのか。
「一志~、何があったか知らんけど起きんか~」
岩田が膝をついて、高須の方へと起こしにかかった。
隙ありっ。
「よし、俺が先じゃー」
俺はコントローラーを奪取した。
高須の家にあるゲームは2人までしか出来ないゲームが多い。
「あぁっ、瑞紀ずるい」
「油断せず行こう」
「あっ、テニスのゲームやる?」
「俺だけ出来ねぇよ」
ルールすら知らねぇし。
「やってみようよ~」
「コントローラーと選択権は俺が握っているっ」
「選択権は高須だろっ。ってか俺待ってる」
「オーケー」
高須の家でひたすらゲームしていた。
外はまだ明るいが、夏は日の入りが遅い。
時間帯的には小学生が帰る時間ぐらい。