Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜
「ひよりん、昨日はありがとね。さっそく今日は簡単な打ち合わせなんだ。」
たっくんが嬉しそうにそう言うから、私も思わず笑顔になる。
「私はなんにもしてないよ〜。頑張ってね!」
私が言うと、たっくんはにこりと笑って頷いた。
「じゃあ、行ってくるね。」
ちょっとかっちりめのジャケットを羽織って、たっくんは元気よくS寮を出ていった。
…ホントによかった。
あったかい気持ちになりながら、しばらく私はたっくんが出ていった扉をボーッと眺めていた。