Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜





庭の東屋で、お砂糖とミルクのたっぷり入ったカフェオレを飲む。
そして、そのおともには樹さんが作ってくれていたマカロンやミニケーキなどの色とりどりのプティ・フール。



「…幸せ〜。」

思わず呟いてしまった言葉に、夕都がいきなり吹き出した。



「…陽依、へん。」

珍しく肩を揺らしながら笑う夕都に、私は恥ずかしくなった。



「…そんなに笑わなくてもいいじゃんか!」

あわてて抗議してみても、夕都の笑いはしばらく止まらなかった。






「…久々に、笑った。」

しばらくしてから、夕都がぽつりと呟くように言った。



「夕都…?」

私を見る夕都が、あまりにも苦しそうな笑みだから…
私は、どうしていいか分からなくなる。




…この表情、パーティーの時と同じだ。










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