Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜
「…ん…」
あれ…?
私は今、どこにいる?
目を開けると、眩しさに少しくらくらする。
少しすると明るさに目が慣れてきて、自分のいる状況が見えてきた。
私は今、自分の部屋のベッドの中にいて、窓からは昨日の雨が嘘みたいに明るい日差しが差し込んでいる。
寝ぼけた頭をフル回転させて、どうして自分がベッドにいるかを考えた。
昨日は雨の中走って…
棗さんが迎えにきてくれて…
寮に着いて…
あ…。
そうだ。
夕都たちの話を聞いて、その後から記憶がないんだ。
「…うん…」
ボーッとそんなことを思い出していると、ベッドの端の方から声が聞こえて、私はあわてて体を起こした。