Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜




「え…」

そこにいる人物を見て、私は思わず体を強張らせた。



「…あ…、おはよ。」

その人物は、呑気にあくびをしながら私に朝の挨拶をする。




「…なんで、夕都がここに?」

私が顔を引きつらせながら尋ねると、夕都は何でもなさげに言う。


「陽依、倒れたから、みんなで交代でそばにいようってなって…それで。」




まだ眠そうに目をこする夕都に、私は気が抜けてしまった。
…もう、夕都は宇宙人だ。

「…そう。ごめんね、いろいろ迷惑かけて。」



私が言うと、夕都は真っすぐに私の目を見つめた。








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