Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜
「おはようございます!」
もうすっかり気分はいいし、学校にも行きたい。
そう思った私は、制服に着替えてリビングへと降りた。
「ひよりん!大丈夫なの!?」
たっくんがすぐに駆け寄ってきてあまりにも心配そうに聞くから、私は思わず笑ってしまった。
「大丈夫だよ、ありがとう。」
「…ホントに?遠慮しないでも俺がつきっきりで看病してあげようと思ったのに。」
たっくんが仕返しとばかりに妖艶な笑みを浮かべてそう囁いてくるから、私は顔を赤くしてしまった。
「…ひよりん?顔赤いで?やっぱり寝てた方が…」
竜君も私の顔を覗き込んでそんなことを言う。
「まったく拓海も竜も親バカならぬ兄バカみたい。陽依ちゃんが困ってるよ。」
朝ご飯を用意してくれていた樹さんが、二人を追い払うように手をひらひらさせた。
「ちぇっ、いっつも樹くんにいいトコ邪魔されるー。」
たっくんが少し拗ねたみたいに唇を尖らせる姿に、また笑ってしまった。