Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜
意外なデート…?
2.意外なデート…?
「ふぁ〜っ、眠〜い…」
「…華、授業中ずっと寝てたじゃん。まだ眠いの?」
放課後、眠そうにあくびをする華にそんなことを言いながら、私はカバンに荷物を詰めていた。
「明日は英語と数学の予習がいるんだっけ…。」
「…陽依は真面目だねぇ。」
明日の時間割を確認しながら華と話していると、ガラッと勢いよく教室のドアが開いた。
「…陽依!」
「…遥季?」
教室の入り口に立っていたのは、意外にも遥季だった。
私が首をかしげていると、遥季がつかつかと近寄ってくるから、私は思わず数歩後ずさってしまった。
遥季は私の目の前までくると、何かいけないイタズラを思いついた子供のように笑って、私の手をとった。