Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜
「…貴方たちは、私をどうしたいんですか?」
ヒソヒソと私を見ながら話す女の人…多分、上級生の人に、私は尋ねてみる。
「…なに!?その余裕綽々な態度は!ほんとに気に食わない方!」
そのうちの一人が、目を剥きながら怒りはじめる。
…やば、刺激しちゃった。
焦っていると、もう一人の方が吐き捨てる言う。
「なんでこんな子がS寮にいるの?大して美人でもないし、目立った取柄もなさそうだし。…そのくせ、S寮の方達と親しげに、忌々しいわ。」
ごめんなさい、と言うと、余計に怒らせそうだから、私はじっと黙っていた。
「ふふ、恐くて何にもできないんじゃないの?…好きにしちゃっていいわよ。」
私が何も言わないのをいい事に、女の人が男達に指示をだす。
…やっぱり、こういうことだったのか。
半ば絶望的になりながら、私はぎゅっと目を瞑った。