Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜
「…まだ痛い目に合いたい?」
地面に伏せる男達に、笑顔のたっくんと冷たい眼差しの棗さんが言い放つ。
何か言いたげな素振りを見せながらも、男達は唖然としている女の人達を一瞥して去っていった。
「…あ、私たちは…」
怯えきったように、女の人達がみんなを見る。
「…女の子には俺らも痛い目みせたくないからさ。だけど…大事な子に手を出されちゃ、俺ら、黙ってらんないから。」
たっくんがそう言うと、女の人達は涙目でごめんなさいと謝って、そそくさとその場を去っていった。
「あ〜…びっくりした。ホントにこんなことってあるんだねぇ。」
へたりとその場に座ったまま、私は女の人の背中を見送りながら呟いた。
「…っ馬鹿野郎!」
遥季が突然怒鳴るから、私はびくりと肩を跳ねさせる。
「遥季も不器用やなぁ、正直に心配やったって言えばいいのに。」
そんな私たちの間に、竜君がクスクスと笑いながら割って入った。