Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜
「もう、そんな引っ張らないでよバカ遥季!」
「なっ!そんなこと言ってっと、お前の分まで食べちまうぞ!」
遥季が噛み付いてきそうな勢いで言うから、私も言い返そうとすると、苦笑する樹さんに止められてしまった。
今、ウッドデッキにはテントみたいなのが張ってあって、なかなか涼しい。
ウッドデッキには、樹さんとたっくんと夕都がいた。
「わーっ、美味しそうっ♪」
キラキラした、黄色がかったオレンジ色が綺麗。
「陽依、足、あげて。」
イスに腰掛けるなり、夕都が言うから、首をかしげながらも膝から下を上にあげた。
「…はい。」
そう言って夕都が用意してくれたのは、氷水の入った桶だった。
「冷たくて気持ちいい!」
足を浸けると、ひんやりして気持ちいい。
夕都にお礼を言うと、微かに笑ってくれた。
「…うん、最高の昼下がりだ!」
私が言うと、たっくんと遥季にゲラゲラ笑われてしまった。