Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜
「陽依?お前の食うぞ?」
遥季の声に、私ははっと我に返った。
「大丈夫?ひよりん。」
たっくんの言葉に、私はあわてて笑い返す。
何にも考えてなかったけれど、私は何がしたいんだろう?
そろそろ本気で考えなきゃ、時間なんてあっという間に来るだろう。
私の、したいこと…。
またひとつ、課題が増えたなぁ。
そんなことを思いながら、私は樹さんお手製のこんがり焼けた、ハーブの薫りがするチキンを噛み締めた…──。