Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜
「竜くん…?」
「おはよう竜。どうしたの?」
「どうしたの、ちゃうわ!隙も油断もあらへん…。ひよりん大丈夫やった!?」
心底心配そうに言う竜くんに、私は思わず吹き出してしまった。
「ふ、大丈夫だよ?ありがとう!それより、竜くんはどうかした?」
私の言葉に安心したように息をはきだした後、竜くんはニカッと笑った。
「たまにはひよりんと運動でもしたいなぁー思って。お誘いに来たんやけど…。」
運動か…。
そういえば、最近体育以外の運動ってしてないな…。
それに…
こういうときこそ、体を動かしたりするのもいいかもしれない!
「うん、したい!」
私が笑顔で頷くと、竜くんは嬉しそうにじゃあ待ってるわ!と部屋を出ていった。
「…あーあ、竜に邪魔されちゃった。…ひよりん、また今度ね?」
たっくんは首をすくめながらそう言って笑った。
「たっくん…ありがとね!」
私が出ていこうとするたっくんにあわててお礼を言うと、恭しく一礼して部屋を出ていった。
そのあと、パーカーにスキニーのジーンズをはいて、私は一階に降りた。