Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜
私が困ったように辺りを見渡していると、棗さんの視線が私を捕える。
「…陽依はさ、『自分』が告白されるとか、考えたこと、ないの?」
「え…」
私が…告白される?
誰に…
「ぇ、や…」
顔が、上気する。
まさか…
「ちなみに、俺たちみんな、ライバルだから。」
たっくんがつい、とあとの二人に視線を移す。
…その時。
幸か不幸か、リビングの扉が静かに開いた…──。