Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜




「ほら、風呂入ってないやつははやく入って寝る!」

遥季と拓海がじゃれあってる中、僕はパンパンと手を叩いて促す。




…まったくもう。
世話が焼けるところは、まるで弟みたいだ。


僕たち6人、このS寮ができたときに初めて顔を合わせた。
みんなそれぞれ、年齢も、職もバラバラだったのに、打ち解けるのに長い月日はかからなかったっけ…。




だけど…
釉梨ちゃんがいなくなってから、みんなの『どこか』が欠けてしまった。


いつも通りにしていても、どこかちぐはぐで。




…そんなとき、陽依ちゃんが来たんだった。











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