Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜
「ふぅ…」
私はもともと部屋にあった猫あしの可愛いソファーに座って、一息ついた。
バタバタしていて全然余裕がなかったけれど、やっと落ち着いた…。
とりあえず、入寮できる所があってよかった。一時は本気で、ホームレス生活を考えたよ…。
校長先生にも、千尋先生にも、またきちんとお礼を言わなきゃ。
…そういえば。
ここには、『特別な人』だけが入寮してるって聞いた気がする。
だけど、あの人たちは、みんな美形ってことを除けば、案外普通の人たちだった。
…どういうことだろう?
どこが『特別』なんだろう…?
疑問に思いながらも、私は片付けを再開した──…