Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜
テーブルは、すっごく美味しそうな料理で彩られている。
「すごい…。樹さん、すごいですね!私こんなの作れません…。」
「ありがとう。陽依ちゃんの入寮祝いってことでちょっと頑張っちゃった。」
にこりと悪戯っぽく笑う樹さんに、私の心臓はバクバク。
「竜と夕都は?」
私の隣に座りながら、棗さんはたっくんに聞く。
「夕都は部屋に籠もってて、竜は出かけるから夕ご飯はいらないって。」
「あ〜…夕都も大変だな。」
たっくんの言葉に、棗さんは同情の眼差しでそう呟いた。
…夕都さんが部屋に籠もってるのが、大変ってことだよね?
ってことは、籠もらなきゃいけない理由があるってこと?
…考えていると、ますます意味が分かんなくなってきた。