Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜
「じゃ、俺部屋行くね。」
そう言うと、たっくんはリビングを出ていった。
「陽依ちゃん、帰ってたの?おかえり。冷蔵庫にゼリー入ってるからよかったら食べてね。」
しばらくして、樹さんが帰ってきた。
「わぁ、いいんですか?」
「あ、申し訳ないんだけど、拓海の部屋にも持っていってやってくれる?」
樹さんがスプーンとゼリーをトレーに乗せる。
「了解です!」
私はいつ樹さんが用意してくれたトレーを受け取る。
「ごめんね。あと、俺今から店に行くから、拓海にそう伝えておいてくれる?よろしくね。」
用件を伝えると、樹さんは忙しなくリビングを出ていった。
…大変なのに、この寮の食事の準備までしてくれてるんだよね。
私もちゃんとお手伝いしなきゃ。
そう思いながら、私はたっくんの部屋へと向かった。