Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜
「ひよりんは、いい子だね。」
優しい声でそう言うと、たっくんは私の頭を撫でた。
「…たっくん?」
びっくりしてたっくんを見上げると、穏やかな視線とぶつかる。
…息が、止まりそうだった。
しばらく私の頭を撫でてから、たっくんは再びマネキンに近づいた。
「…じゃあ、私行くね。」
作業を邪魔しちゃいけないと思って、私はソファーから立ち上がった。
「ありがとう、ひよりん。」
たっくんがにこりと笑って、もう一度私の頭を軽く撫でた。