変わりたい自分に愛をこめて



「彩菜!いつまで寝てるの!」

「ん~、ママ?良いでしょ?今日大学休みなの!」



結局、早めに合コンを切り上げた私は、本屋で時間をつぶして帰ってふて寝。

そのまま、朝を過ぎて昼にいたっている。



「いつまでも寝てないで、暇なら、アルバイトでもしなさいよ?」

「え~、だって大学も実家から通えるし、確かにお小遣いはちょっと不満だけど。」

「アルバイトは良い社会勉強にもなるし、今日丁度スーパーで求人見かけたのよ。」

「は?近所のスーパーでバイト?ないない!」

「あら、意外に自給良かったわよ?」

「バイトと言えば、制服の可愛いウエイトレスか、カフェの定員、お花屋さん、ケーキ屋さんとか、華やかな仕事でしょ?スーパーでレジ打ちとか、おばさんの仕事よ!」

「まっ、我が子ながら世間知らずなのね!」



天然な性格のママに言われたくないんだけど。

というか、何でバイトの話になってるの?




「ってかいきなりバイトって言いだすとか、ママ怪しいんだけど。」

「あら、そうかしら?マ、ママは、彩菜がバイトして、社会勉強になればいいかなって」

「わかった!私のおこずかい減らして、またダイエットグッズ買うんでしょ?」

「そ、そんなこと・・・。とりあえず、考えてみなさいよ!」

「・・・(図星なんだろな)」




アルバイトねぇ・・・。

確かに、雑誌に乗ってた夏の新作のサンダル可愛かったな。

旅行とかにも行きたいし、髪型も変えようかな。

うう、お金かかる・・・。

大学でもみんなやってるし、考えてみるかなぁ・・・。






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