Sky Gate

其之三十八  同 調

跳脚の特訓を、続けるガモン……


『親指で掴んで…押し出す!!…』

[ガモンは、飲み込みが早いね]

コンとレンが、又話掛けて来た…

『あ!?さっきは、ありがと…』

[全然、一応兄弟子だからね…
 それより、その特訓は…
 ペハンに教わったのかい?]

『そうなんだけど…
 上手くいかないんだ…』

[僕らも、やってみようかな?]

コンとレンは、
 少し離れた石畳の上に立った…

[いくよレン!!]

[…!!(親指を立てるレン)]

すると、
 二人は素早い動きだけではなく、
 動き方も左右対象で、
 キレイに揃っている…

『うぉ!?すげ〜っ!!』

二人の動きに魅とれるガモン…

[ふぅ〜…これは、いい特訓になるね…]

『二人共すげ〜なっ!?
 それが…
 コンビネーションってやつか??』

[そうだけど…
 僕たちは、シンクロって言ってるよ♪]

『へぇ〜シンクロか…
 かなり訓練したのか??』

[えぇ…
 でも、お互いに考えてる事が解るから、
 合わせる事は、簡単なんだよ♪]

『ふ〜ん…分かった!?心眼だろっ!!』

得意げな顔のガモン…

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