カスミソウ
ある夏の放課後、私と健は公園のベンチに座り話をした。
いつものように話ししていたが、途中で話がとぎれてしまったのだ。

「真央、かわいいな。俺のものにしたいくらい。」
と私の顔の前で言った。
私は恥ずかしくて、健と目を合わすことができなかった。
すると…
健は強引に私の唇をうばった。
私は驚きのあまり固まってしまった。

「ごめん。いきなり。俺さぁ、こんなに惚れた女初めてなんだよ。」
と健は、囁いた。
「えっ?」
私のファーストキスは健だった。
なんか、恥ずかった。
「じゃ、俺帰るから。また明日な!」
と、その日は終わった。
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