ヤンキー君の恋


「「「きゃ〜〜!!!」」」


うるさっ……。



校門に入った途端、女の奇声が俺の鼓膜を刺激する。


周りには女、女、女の女ばっかり。



「平次っ」



肩が急に重くなったと思ったら、ダチの橘大翔(タチバナ ヒロト)が体重をかけていた。



「今日も人気者だな」


「嬉しくねぇよ」



大翔がいうには、俺はモテるらしい……。





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