涙~あのコを見つめる君

――翌日


朝起きると

目は腫れ、鼻は真っ赤と、とてもヒドイ顔だった。


お母さんは何も言わずにアイスノンを渡してくれた。



いつもなら、玄関の外に蓮が立っていて、


「遅ぇよ!」


なんて言ってくれるのに、今日から誰も居ないんだ。


蓮は水野さんを迎えに行くとメールがきていた。


『………はぁ。』


ため息をつきながら、学校に向かった。

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