Love Affair
「ハルちゃん、その子、だれ?」
横から、とてもすきとおる元気な声が聞こえてきた。
見上げると、とてもカワイイ女の子。
中心で分けた前髪は、ほかの髪の毛と一緒に胸ぐらいまである。
パッチリとした目は、驚きでよけいに大きくなっている。
きっともうひとりのマネージャーって、この人のことだ。
「あっ、マキさん。この子、新しいマネージャー希望の子です」
「そうなんだ?私、福田マキ。よろしくね。
見ない顔だけど、転校生だよね?名前聞いてもいい?」
そう言って、ニッコリほほえむマキ先輩。
「はい!あたし、野川アミっていいます。
マネージャーとか何するか全然知らないですけど、頑張りますのでよろしくお願いします!マキ先輩」
うわっ!
緊張しすぎて、声がガチガチになってしまった……。