今宵もおとぎはぼやいてる
『ぐはぁっ』
「…な、何だ一体どうしたんだー」
『その棒読みを止めなさい。…正座してたら足がやられちまった。』
「…何で正座してたんだよ」
『だ、だがしかし!茶道部である僕に不可能は無い!』
「…」
『ほっ』
「…何やってんの」
『立て膝。正座よりは血が流れ行くだろう』
「足を崩せよ」
『あっ!思いついた!』
「………………………何」
『孤高なる立て膝(キリッ)』
「やってろ」
けど何だかんだ付き合ってくれる。