スペシャルバカノノビシロ
そんな事を思いながら、龍太郎は寮へと辿り着く。

天神学園学生寮。

ここが学園生活を送る龍太郎の仮の住まい。

ここで彼は日々の生活を送っている。

(腹減ったな…)

彼の部屋は寮の二階。

重い足取りで階段を昇りながら、龍太郎は考える。

生徒指導にもらった掌打のダメージがまだ残っている。

よく食ってよく寝れば、明日には回復するだろうか。

確か冷蔵庫に、何か食い物を入れておいた筈。

それを食って風呂に入ったら、今日はさっさと寝てしまおう。

起きていると嫌な事ばかり考えてしまう。

早く眠ってしまいたかった。

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