-kizuna-(きずな)
ずっと我慢をし続けて来たのだ。私に取って彼に会えただけでも、奇跡だと思い…彼の胸でひたすら泣き続けた。その10分後、私は落ち着いたのか…彼に、完成した小説本を渡した。私は彼に言った。「この本に書いてある事は、全てがノンフィクションではないです。ドン引きしないでネ(笑)」って彼に言った。彼は「とにかく面白そうだから読んでみる。」 それから、彼の仕事の話や愚痴をトコトン聞いてあげた。私は彼女が何故か、彼に渡して欲しい手紙も小説本の中に挟んで置いた。この手紙の内容は私も知らない。暫く見ない内に彼の体つきは、少しごつくなったけど、小柄な感じは当時と変わらなかった。
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