あなたと私
とゆうことがあり、朝からげんなりである。
遠藤先生には会いたくない…。
そんなの無理だけど…。
「はぁあああ…」
大きなため息は、車に流れる軽快な音楽にかき消された。
チャイムが鳴るといつも通り教室に向かう。
「SHR始めるぞー」
そう言うと本やら、鏡やら携帯やらをしまい出す。
それをしっかり見てから
「起立、礼」
望月の号令がかかった。
でも…
(なんか昨日より、元気無くねぇ…?)
なんて、ちょっと落ちる自分がいることに俺は見てみぬふりをした。
そして、
「あ、望月!ちょっと作って欲しいもんがあるんだ。放課後時間あるか?」
なるべく、なるべく普通に…。
なんて思っている自分がいることにも。
「あ………、はい」
嫌な顔じゃない。
そうじゃないけど、一瞬望月の顔が陰った気がしたんだ。
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