あなたと私
俺、へぼいな…。
なんて、心の中で笑いながら大きな安心感に包まれていた。
「廊下並べー」
緊張が解けた俺は、大分気持ちが軽くなっていた。
ほぼ生徒が出た教室を最後に出たのは、
後ろ姿がとても凛とした女の子。
一瞬、目が合った彼女の瞳は…あまりに真っ直ぐで逸らせないほど。
俺と目が合った彼女は、少し頬を赤らめ恥ずかしそうに小走りで教室を出た。
後ろ姿からは想像できないほどの可愛らしい姿に思わず胸が鳴った。
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