太陽に恋をした


清香と2人で帰ろうとしていると、亜希が小走りでやって来た。


「ねぇ、あたしも一緒に行って良い?」


「えっ、亜希は遥斗とデートの約束しているんでしょ」


「その予定だったんだけど、今日は中止にして貰った。だって2人の会話が聞こえたら、自分だけ仲間外れにされたみたいで淋しいかったんだもん。遥斗もあたしの気持ちに気付いてくれて……だから今日は3人で女子トークしよ」


「遥斗は拓真と違って、かなり鋭いもんね。じゃあ3人で行こう」


私たちは駅前のカフェに入り、カフェオレとケーキを食べながら話をした。


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