私立聖ブルージョークス女学院
ついでにこの学校の生徒の三分の一ぐらいは、校内の敷地にある学生寮に住んでいて、僕はそこの寮監補佐を兼任する事になっている。もちろん女の子だけの寮なので、寮に住み込みの寮監は僕よりちょっと先輩の女の先生がいる。僕は、学校の裏門のすぐ近くの、学校で用意したアパートに住む事になっている。
夜七時を過ぎたら、教師の僕といえどもその寮には立ち入り禁止。ただ、もし万が一何かあったら、裏門からすぐに駆け付けられるという事だ。
午前中は職員室などを案内してもらい、午後になってから学生寮へ行った。寮監の先輩教師は、綾瀬麗子と言う理科の先生で、僕より二つほど年上のはずだが、そうは見えない若々しい感じの女性だった。ついでに、かなり色っぽい感じの女性だった。
綾瀬先生の自室に案内されると、彼女の態度が急にくだけた。ベッドの脇のソファに座って、なんと缶ビールを二本テーブルの下から取り出した。
「ええと、片山左京、でしたね、先生のお名前。お近づきの印に一杯やりましょうよ」
僕はあわてて辞退した。
「いえ、寮監先生。いくらなんでも学生寮で昼間から酒はまずいのでは?」
「いいのよ!まだ学期は始まってないんだし、生徒も春休み中でほとんどここにはいないんだから」
「は、はあ。いや、でも、僕はまだこれから自分のアパートの整理とかもありますので……今日のところは、ご遠慮を、その……」
夜七時を過ぎたら、教師の僕といえどもその寮には立ち入り禁止。ただ、もし万が一何かあったら、裏門からすぐに駆け付けられるという事だ。
午前中は職員室などを案内してもらい、午後になってから学生寮へ行った。寮監の先輩教師は、綾瀬麗子と言う理科の先生で、僕より二つほど年上のはずだが、そうは見えない若々しい感じの女性だった。ついでに、かなり色っぽい感じの女性だった。
綾瀬先生の自室に案内されると、彼女の態度が急にくだけた。ベッドの脇のソファに座って、なんと缶ビールを二本テーブルの下から取り出した。
「ええと、片山左京、でしたね、先生のお名前。お近づきの印に一杯やりましょうよ」
僕はあわてて辞退した。
「いえ、寮監先生。いくらなんでも学生寮で昼間から酒はまずいのでは?」
「いいのよ!まだ学期は始まってないんだし、生徒も春休み中でほとんどここにはいないんだから」
「は、はあ。いや、でも、僕はまだこれから自分のアパートの整理とかもありますので……今日のところは、ご遠慮を、その……」