雨をあびるアジサイ


これからもずっと亜紀を想いながら、それごと包んでくれた美里のすべてを包んで愛していこうと誓った。


「そういや……。荷物まとめてアパート出てきたんなら、これからどうするんだ?」


「あっ……」


「美里、良い機会だから一緒に……暮らさないか?」


「……ええっ?一緒にって……それってまさか……、プロポーズ?」
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