雨をあびるアジサイ


無意識の行動には、ためらいもデリカシーも何もない。


抱きつかれた側が困ることなんて関係なかった。


多分、声をかけてくれたのがロボットであったとしても――。



このときのぼくは、抱きついていたにちがいない。

< 49 / 200 >

この作品をシェア

pagetop